青嵐に揺れる葉に合わせて
 訪れる朝凪(夕凪)※どちらでも
 卯の花腐しに沈む
 炎天の想い
 風薫る時、

 喜雨の恵み
 黒南風から白南風へ
 涼風に髪を靡かせて
 あなたへつづく虹の橋
 夕立の薫り

 暑き日に熱き陽
 炎帝に見守られて
 夏めく今日この頃
 初夏はつなつの偶然
 晩涼に笑う

 空蝉
 水鶏の叩く時
 嗚呼愛しむは蜘蛛の檻
 君はまるで駒鳥のよう
 水面泳ぐ舞舞


夏の季語